今年も9月に素潜り旬さんの詩のイベント、今年は「即興詩」についてのイベントです!
即興!ワクワクする響き!私の大好きな「おしゃべり」も、即興。人生も、即興。とはいえ、うまくいかないこともある。そして、詩?詩は、書かれるときに、あれこれ推敲したりするのじゃないかしら。ポエトリーリーディングをするときには、すでに書かれた詩を読むのではなかったか。そこに「即興」の介在する余地はあるのかしら。などなど、あれこれ問いも芽生えてきそうですが、今回はそんな問いも携えながら、素潜り旬さんと一緒に、即興詩について考えたり、ちょっと書いてみたりする時間になると思います。お楽しみに!
・素潜り旬、即興詩について話す。
即興詩、というと難しいことを想像されるかもしれませんが、自分自身がそのとき思いついた「語り」で大丈夫です。わたしは語ることについて、ずっと考えてきました。書くこととなにが違うのか、どういう気持ちがそこにあり、語るのか。自分でやってみても、即興の興奮に紛れて謎が深まるばかりです。だから皆さんで即興詩について、語るということについて、考えてみませんか?そこで、わたしはひとつの例として、ホン・サンス監督の『小川のほとりで』(2024)の一場面をあげたい。(台詞の引用はパンフレットに載っている採録シナリオより。ひとつづきになるようにしている箇所もあります)
。。。
女子大の学生たちに寸劇の指導をしたシオンは、その本番の打ち上げで、学生たちにこう語りかける。「どんな人になりたい?」「こんな人になりたいという希望を聞かせてくれないか?」戸惑う学生たちに、シオンは提案する。「即興で詩を作って話すのはどうかな? 私はこんな人になりたい、それを即興詩で。できるよ。やってみるのはどうだ?」戸惑い笑いを浮かべながらも、学生たち四人はひとりずつ、挑戦する。
ソノ「私がなりたいのは・・・ なりたいと思うのは、私のような人じゃない人です。相手に受け入れてもらえる人です。完全に、迷いなく。相手も完全に受け入れてくれる。いつか、そんな人になりたい。そして、できることなら、一生を、この人生を、一度きりの人生を、正直な人生として、生きたいと思います。今からでも、はい」
ジュミ「私は何かを愛せる人になりたいです。心から愛するものとーー心から愛する人と一緒に過ごして、絶対に・・・本当に、愛すべき1日を過ごしたいです。たとえ1日でも。それで満足です。私には完璧です」
。。。
わたしの「〇〇さん、即興詩を聞かせてくださいませんか?」を合図に、即興詩を、語りをしてみてほしいです。そして全員が終わったら、即興詩、語りについて少しお話ししてみませんか?
即興詩の入り口
日時 :9月5日(土)18時〜20時
参加費:2,000円
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com

素潜り旬 (すもぐりしゅん)
詩人。1992年生まれ。大阪在住。詩を書くことと身体性の伴う劇的なポエトリー・リーディングをほぼ同時にはじめる。『自画像と緑の光線、アワー・ミュージック』(港の人)が第31回中原中也賞最終候補。他の著書に『パスタで巻いた靴』(港の人)、散文集『惜しみなく詩を書くときには』(私家版)

『自画像と緑の光線、アワー・ミュージック』
著者:素潜り旬
発行:港の人
定価:2,200円(+税)



コメントを残す